ロケルマはX線・CT検査で白く映る?

消化器

高カリウム血症の治療に使用されるロケルマ(一般名:ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物)。

ロケルマは、消化管内でカリウムイオンを選択的に取り込み、便とともにカリウムを排泄することで血清カリウム値を低下させる薬です。(下げる:lower、カリウム血症:kalemia)

ロケルマはX線を透過しにくく、X線検査やCT検査で白く(高吸収域として)映ることがあります。

ロケルマがCTで白く映る理由

ロケルマの有効成分であるジルコニウムシクロケイ酸ナトリウムは、ジルコニウム(Zr)を含む無機化合物です。

ジルコニウムは原子番号40と比較的大きく、X線を吸収しやすい性質があります。そのため、消化管内に存在するロケルマは、CT画像上で高いCT値を示すことがあります。

報告された症例では、ロケルマを服用した患者のCT画像で、造影剤を使用していないにもかかわらず、胃や大腸内に高吸収域が認められました。

Sodium Zirconium Cyclosilicate in the Gastrointestinal Tract Mimicking an Acute Gastrointestinal Bleed on CT

経口造影剤のように見えたり、場合によっては消化管出血と紛らわしい画像所見になるため、注意が必要です。

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