尿が着色する薬まとめ

医薬品

なぜ尿の色が変化するのか

薬によっては、尿の色が変化することがあります。

主な原因として、以下が挙げられます。

  • 薬そのものに色があり、尿中に排泄されることで尿の色が変化する
  • 薬が体内で代謝され、色のついた物質となって尿中に排泄される
  • 薬やその代謝物が尿のpHなどの影響を受け、色が変化する

黄色~橙色(オレンジ)

ビタミンB2(リボフラビン)

ビタミンB2は鮮やかな黄色をした水溶性ビタミンです。過剰に摂取した場合、余分なビタミンB2が尿中に排泄されるため、尿が鮮やかな黄色になることがあります。健康上は問題ありません。

カルバゾクロム(商品名:アドナ)

血管を強くして出血を止める薬です。成分自体が橙黄色をしているため、尿が黄色っぽくなることがあります。

サラゾスルファピリジン(商品名:アザルフィジンENなど)

潰瘍性大腸炎や関節リウマチなどの治療に用いられる薬剤です。尿や汗、爪、皮膚などが黄色~黄赤色に着色することがあります。また、ソフトコンタクトレンズが着色することも報告されています。

センノシド(商品名:アローゼン)

刺激性の便秘治療薬です。尿が黄褐色~赤色に着色することがあります。

エパレルスタット(商品名:キネダック)

糖尿病性神末梢経障害の治療薬です。黄褐色~赤色の着色尿がみられることがあります。

フルタミド(商品名:オダイン)

前立腺がんの治療薬です。尿が琥珀色又は黄緑色を呈することがあります。

赤色〜橙赤色

リファンピシン

結核などの治療に用いられる薬剤です。尿、便、唾液、痰、汗、涙液などが橙赤色に着色することがあります。コンタクトレンズが着色することもあるため、注意が必要です。

チペピジン(商品名:アスベリン)

咳を抑える薬剤です。代謝物が赤色をしているため、尿が赤っぽくなることがあります。小児にも処方されるため、尿の色の変化に驚くことがあるかもしれません。

チメピジウム(商品名:セスデン)

お腹の痛み(痙攣)を抑える薬です。この成分も赤色系の代謝物を生成するため、尿が赤くなることがあります。

赤〜暗赤色、茶褐色

メトロニダゾール(商品名:フラジール)

嫌気性菌に対してよく使われる抗菌薬です。体内で分解される過程で、暗い赤色の色素が作られるため、尿の色が濃くなります。

エンタカポン(商品名:コムタン)、オピカポン(オンジェンティス)

パーキンソン病の治療薬です。尿中に排出される際に酸化などの影響を受け、赤褐色になることがあります。

セフジニル(商品名:セフゾン)

セフェム系抗菌薬です。粉ミルクや経腸栄養剤など鉄添加製品との併用により、尿と便が赤みを帯びることがあります。

緑色、青色、黒色

ミノサイクリン(商品名:ミノマイシン)

ニキビや感染症に使われる抗菌薬です。尿が黄褐~茶褐色、緑、青に変色したという報告があります。

レボドパ(配合剤:ドパコール、メネシット等)、メチルドパ(アルドメット)

パーキンソン病の治療薬です。空気に触れて酸化すると、黒っぽく変色します。尿、汗、唾液、便などが黒色に変色することがあるそうです。

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